ICTを用いた国語科教育
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国際標準の「読解力」の育成に有効なハイパー意味マップ


ホーム情報機器を用いない実践>実践「絵に見るドラマ」


学習のジャンル

読むこと(書くこと)>説明的文章(作文:上手に説明する)

表現活動を通して、読解力と表現力を養うことと教材文の内容をより細かく把握することを意図しています。

教科書

東京書籍「新しい国語2」 4さまざまな情報を役立てよう

今回は、教科書教材を用いた学習の中で行いましたが、「絵を見て作文する」という活動を単独で単元化することもできると思います。

単元テーマ

絵に見るドラマ―絵や写真を文章で表現しよう―

活動

「神奈川沖浪裏」の表現をモデルとし、各自が選んだ絵画や写真を説明する文章を書きます。この活動だけで、1コマから最大3コマ程度になると思います。

次のようなワークシートを使いました。

ねらい

絵や写真を説明する方法には基本的なパターンがあると思いますが、教科書にはそのような技術については言及がありません。ですから、教師が意図的にそういう基本パターンを単元化しなくてはいけません。基本的には、①何が描かれているか、何が写っているかを説明するパターンと②何を感じたか、どう解釈したかを説明するパターンの二つに大別できると思います。ここでは、②何を感じたかを説明するパターンの学習として単元を作りました。

主なねらい

  1. 絵や写真を見た第一印象を簡潔に伝える。
  2. 第一印象を伝えるときの言葉「初めて見たときは」や「最初は」などに注目し、文中で使うようにしていくことが大切です。

  3. 絵や写真から受けた感動をドラマに仕立てて説明する
  4. 2次元の写真や絵を文章で説明するということは難しいことです。なぜなら、画像とテキストとは情報の質がたいへん異なるからです。しかし、絵や写真と言葉との間に情報媒体としての隔たりがあるからこそ、学習としては意義ある教材となります。なぜなら、言葉は物事を抽象化する記号だからです。絵や写真から「ドラマ」を見つけ、ドラマに仕立てて説明するという方法は、具体的なものを抽象的な記号(=言葉)によって説明する時の有効な手法です。また、典型的な手法でもあります。

生徒作品

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