対人関係療法(IPT)
水島広子さんの著作。
水島さんは、日本における対人関係療法IPTの第一人者って言われている。
社交不安障害・気分変調障害・うつ病の三冊をまとめ買い。
社交不安障害を読み終えて、気分変調障害を半分読んだところ。
「不安を感じなくなることが治療も目標じゃなくて、不安がコントロールできるようになることが目標。」という意味のことが書いてあって、そこに一番納得できた。
テーラワーダの「不安」の捉え方と入り口は近いように思う。でも、解脱を目指す仏教と、解脱できない人間を前提とする精神医学とでは、当然アプローチや目指すところが違う。
仏教も精神医学も、どっちも興味深い。
二冊ともおすすめ。