ICTを用いた国語科教育
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ホーム国語科指導法4(H21)ハイパー小説>赤ずきんちゃん


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すると、そこにおばあさんは、横になっていましたが、ずきんをすっぽり目までさげて、なんだかいつもとようすがかわっていました。

「あら、おばあさん、なんて大きなお耳。」

「おまえの声が、よくきこえるようにさ。」

「あら、おばあさん、なんて大きなおめめ。」

「おまえのいるのが、よくみえるようにさ。」

「あら、おばあさん、なんて大きなおてて。」

「おまえが、よくつかめるようにさ。」

「でも、おばあさん、まあ、なんてきみのわるい大きなお口だこと。」

「おまえをたべるにいいようにさ。」

こういうがはやいか、おおかみは、いきなり寝床からとびだして、かわいそうに、赤ずきんちゃんを、ただひと口に、あんぐりやってしまいました。

これで、したたかおなかをふくらませると、おおかみはまた寝床にもぐって、ながながと寝そべって休みました。やがて、ものすごい音を立てて、いびきをかきだしました。

  1. ちょうどそのとき、かりうどがおもてを通りかかって、はてなと思って立ちどまりました。
  2. ???

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