ICTを用いた国語科教育
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ハイパー小説をつくる

使用ソフト

ワープロ(MS-WORRDや一太郎)またはプレゼンテーションソフト(パワーポイント)

本格的に作る場合は、htmlエディタがよい。

手順

  1. (教師)200字〜400字程度の物語の始まり部分を用意する。
  2. 全員でストーリーの続きを二種類考える。
  3. どちらか一方を選ぶ。(できるだけ人数が均等になるように)
  4. 分かれたグループごとに200〜800字程度の、一つの場面を考えて書く。ストーリーの最後には必ず二つの分岐を作る。
  5. 上記3.4の手順を、書き手が一人になるところまで繰り返し、一人になったところで物語の終末を執筆する。
  6. 全員のストーリーをあわせて、一つのハイパー小説を完成する。

人数が均等にならなかった場合や、分岐の両方が書きたい場合、一人になってからさらに分岐が作りたい場合など実際にはさまざまな状況が考えられる。時間が許す限り、自由に執筆していけばよい。

初めてハイパー小説を作る場合は、下の例題のように、短くて分かりやすい既存の物語を使って練習するのがよい。

また、下の「竹取物語」のような教科書教材をハイパー小説化することで、教材文そのものに対する理解を深めることができる。特に、古典教材でこのような活動を行うことは、硬直しがちな古典学習を楽しい学習に変えることが期待できる。

例 題

竹取物語

ここでは、教科書教材である「竹取物語」を題材に、ハイパー小説を作る。物語の本来の流れは予め作ってある。

今となってはもう昔のことになってしまいましたが、あるところに「竹取じいさん」とみんなが呼んでいる人がいました。そのおじいさんは、野や山に分け入っては竹を取り、その竹でいろいろな物を作って、それを売って暮らしていました。名前を「さぬきの みやつこ」といいました。

ある時、おじいさんがいつものように竹を取っていると、根元が光っている竹が一本ありました。不思議に思って近づいてみると、竹の筒の中が光っているようです。慎重に竹を切って中をのぞいてみると、なんと、わずか10センチくらいのとてもかわいい人間が座っているではありませんか。

おじいさんは、

  1. 連れて帰る(物語の本流)
  2. 置いて帰る

上記、a、bの分岐のどちらかを選び、その先の物語を、選んだ全員で執筆する。

赤ずきん(ROTKAPPCHEN):グリム兄弟(Bruder Grimm) 楠山正雄訳:青空文庫より

むかし、むかし、あるところに、ちいちゃいかわいい女の子がありました。それはたれだって、ちょいとみただけで、かわいくなるこの子でしたが、でも、たれよりもかれよりも、この子のおばあさんほど、この子をかわいがっているものはなく、この子をみると、なにもかもやりたくてやりたくて、いったいなにをやっていいのかわからなくなるくらいでした。それで、あるとき、おばあさんは、赤いびろうどで、この子にずきんをこしらえてやりました。すると、それがまたこの子によく似あうので、もうほかのものは、なんにもかぶらないと、きめてしまいました。そこで、この子は、赤ずきんちゃん、赤ずきんちゃん、とばかり、よばれるようになりました。

ある日、おかあさんは、この子をよんでいいました。

「さあ、ちょいといらっしゃい、赤ずきんちゃん、ここにお菓子がひとつと、ぶどう酒がひとびんあります。これを赤ずきんちゃん、おばあさんのところへもっていらっしゃい。おばあさんは、ご病気でよわっていらっしゃるが、これをあげると、きっと元気になるでしょう。それでは、あつくならないうちにおでかけなさい。それから、そとへでたら気をつけて、おぎょうぎよくしてね、やたらに、しらない横道へかけだしていったりなんかしないのですよ。そんなことをして、ころびでもしたら、せっかくのびんはこわれるし、おばあさんにあげるものがなくなるからね。それから、おばあさんのおへやにはいったら、まず、おはようございます、をいうのをわすれずにね。はいると、いきなり、おへやの中をきょろきょろみまわしたりなんかしないでね。」

「そんなこと、あたし、ちゃんとよくしてみせてよ。」と、赤ずきんちゃんは、おかあさんにそういって、指きりしました。

ところで、おばあさんのおうちは、村から半道はなれた森の中にありました。赤ずきんちゃんが森にはいりかけますと、おおかみがひょっこりでてきました。

  1. でも、赤ずきんちゃんは、おおかみって、どんなわるいけだものだかしりませんでしたから、べつだん、こわいともおもいませんでした。
  2. ???

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