ICTを用いた国語教育

ウィズコロナのICT活用教育

アクティブラーニング・アダプティブラーニングを実現するICT

国際標準の「読解力」の育成に有効なハイパー意味マップ   開設者:久村真司

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このサイトの内容

  • ICT教育や国語科教育の実践と研究
  • 大学で行った講義(国語科教育法)に関すること
  • ICT教育に関する評論

私の問題意識(ICTの活用)

「情報化への対応、IT革命への対応」は教育においても必要なことに違いありません。しかし、そのことだけにとらわれるあまり、わたしたちは、コンピュータの持つ潜在能力を見失っているのではないかと思うときがあります・・・続きを読む

アクセス数(2010/1~2020/11/30)

訪問者数90,032人訪問回数121,051回
ヒット数1,095,529回
平均訪問回数28.5回/日 11月

更新令和2年12月1日

緊急臨時休校に対応するためのICTの活用

COVID-19によって、従来の学校体制では、児童・生徒への学習保障が頓挫します。有事の覚悟と、長期戦への構えをもってこの難局を乗り越えましょう。

  • ウィズ・コロナ、アフター・コロナの社会で、児童・生徒に求められる資質・能力は何かを考え、育てましょう。
  • 学校における「新しい生活様式」を創りましょう。

NEW

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  1. ウィズ・コロナ、アフター・コロナの学校づくりを推進しましょう。
  2. 「新しい生活様式」下の子供たちの心の健康に注意しましょう。

外部リンク:頓原中学校のウェブサイト

  1. 保護者・生徒・地域向けのお知らせ
  2. ICTの実践

学校だより5月号(PDF)頓原中のICT教育

校長室の窓から・・・学校便りに載せているエッセイ

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世界各地の注目の事例として紹介されました

Googleのサイトで、「世界各地の注目の事例」(アジア太平洋で26例・世界で45例/11月24日現在)として勤務校(頓原中学校)が紹介されました。全校生徒46名の中山間小規模校が行ったほぼ予算0円の実践は、地域の教育環境を後ろ盾にした職員の真摯な取り組みと、それに応えてくれる生徒たちによる営みです。MIT(マサチューセッツ工科大学)やカーネギーメロン大学、慶応義塾大学などとともに選ばれた彼らの営みを誇りに思います。そして、ちょっと痛快でもあります。

ICT教育に取り組む前に

ICT教育の実践としてよくあるミスリードは、従来の教育の中にテクノロジーをねじ込む事例を紹介するものです。

教員とすると、これまでの方法を変えることには抵抗があります。ですから、どうしてもICT教育の入口の看板は「これまでのやり方を変えなくてもいいです。」というものになりがちです。しかし、残念ですが、これまでの教育手法そのままでICTを導入することはできません。様々な活用事例の紹介がこの点を認識していないので、複雑で無駄な負担が増える実践となっています。

これまでの方法を変えることに負担感を持つか、これまでの方法の中にICTをねじ込んで実践を複雑化して負担を増やすか、どちらを選ぶのが賢い選択になるのかを考える時だと思います。

頓原中学校の実践の骨格は「教育の変革」であり、同時にそれがモチベーションです。ですから、結果的に授業は0ベースで考え直すことになります。

さらに、「まずソフトウェアありき」という立ち位置から「ソフトウェアの機能を授業に使う」というようなベクトルはありません。頓原中学校では、まず「学習(という脳内活動)」ありき。「生徒(という人間活動)」ありきで考えていきます。

ここが、アナログの授業にテクノロジーをねじ込んだ事例と根本的に異なるところです。ICTの活用とは、ワープロソフトのコメント機能や校閲機能を使って作文指導を行うというような複雑化したアルゴリズムではありません。

よりシンプルで、より効率的で、より効果的なアルゴリズムを採用することでICT教育は効果を発揮します。また、そういった観点を持っていないと、ICT教育の実践や授業を理解することができないと思います。

授業の最後にタブレットのカメラ機能で黒板を撮影するような実践はICT教育ではありません。そのような授業は、最近流行りの「ハイブリット」の授業という考え方が生み出した悪い例ではないかと思います。ハイブリットという言葉は、もっと慎重に用いるべきだと思います。

頓原中学校のICT教育

2020/11/05の議員訪問にあわせて頓原中学校のICT教育を紹介するプレゼンを作りました。それを動画に変換したものを掲載します。実践における考え方の一端しか紹介できませんが、ご覧ください。

頓原中学校のスタートアップ事例

頓原中学校では、2020年3月から「休校」対策としてICTの活用を推進してきました。

まず、家庭のネット環境調査をし、それを踏まえて次のようなアプリケーション・ツールを取り入れました。

  1. LINE(職員グループライン・オープンチャット)
  2. YouTubeチャンネル(限定公開チャンネル)
  3. ZOOM
  4. GsuiteforEducation

頓原中学校の職員は、この数ヶ月、大変よく研究し、トライアンドエラーで実践を洗練させてくれました。そして、現在も成長中です。(2020,5月)

7月9日(木)リモート保育実習
(3年家庭科)

町内「さつき保育所」とzoomでつなぎ、リモート保育実習を行いました。

さつき保育所には、本校から教育魅力化コーディネーターが赴いて機器の操作を、本校では兼務教諭(家庭科)が授業を進め、養護教諭がタブレットで撮影、担任が生徒に声をかけてモチベーションを高める。そして主任がスチール写真を撮る。一つの授業を作るために、本校のスタッフが主体的に関わってくれたことをありがたく思いました。

Googleから取材申し込み

7月17日(金)、G suiteforeducationの活用について取材を受けることになりました。

当日は、校内弁論をmeetで行ったり、理科・英語でのclassroomの普段使い、部活動での動画撮影と部活動classroomでの活用など盛り沢山の日です。

Chromebook無償貸与
(3ヶ月)(年末まで延長)

「Google for Education 遠隔学習支援プログラム」で、GoogleからChromebookを55台、無償貸与していただきました。Wi-Fiルーターも何台か貸与していただきました。

これでしばらくは、頓原中学校のICT教育も存分に推進できます。(2020,6月15日)

貸与期間を年末まで延長していただきました。(6月18日)

貸与いただいた機材

これから行うリモートの実践

  • 飯南高校説明会(7月1日)
  • メディアと健康講話(7月7日)
  • 3年生保育実習(7月9日)
  • 害獣危機対応研修(7月10日):山陰中央新報社取材

飯南高校説明会では、飯南高校と頓原中学校をzoomでつなぎます。飯南高校校長先生のお話を聞き、現役高校生との対話を行います。そして、高校校内を手持ちカメラで回ってもらうというような計画をしています。

メディアと健康講話は、講師に今度珠美氏をお迎えし、zoomによる講話やワークショップを計画しています。下に、事前打ち合わせの様子を載せています。

3年生保育実習は、町内の「さつき保育所」とzoomを繋ぎます。機器設定やカメラワークは、保育所の保護者でもある本校スタッフを派遣して行います。

zoomで打ち合わせ

ICT教育を進める中で必要なことの一つは、生徒たちへの「メディア教育」。中でも、節度あるメディアとの接し方とか、自分の生活をマネージメントしたりコーディネートしたりする力が必要だと思います。そういった考えから、メディア研修を企画しました。これは、本校の分掌部「生徒支援・健康教育プロジェクトチーム」が企画・担当します。

研修会はリモートで実施することもあり、打ち合わせもリモートで行いました。

打ち合わせの様子01 打ち合わせの様子02

リモート生徒総会
Withgooglemeet

生徒の三密を防ぐために、リモート生徒総会を実施しました。

なぜリモートで行うのかという「ねらい」を、職員と生徒が共有していないと、ただ回線をつないだだけの実践に陥ります。

「学び合い」「協働」を作り出すためのリモートであることを、特に職員が理解している事が肝要です。

分散給食
Withgooglemeet

Withコロナの中、感染を防ぎながら「学び合い」や「協働」を作るための実践です。

ハイパー意味マップ
(PCウェビング)

最近は「ウェビング」として教科書に載るくらいメジャーになった「マッピング」を、コンピューター上で行うのが「ハイパー意味マップ」です。

ipadの画面収録機能や各種キャプチャーアプリを使って、児童生徒がマッピングする様子を録画しておくといいです。そうすると、

  1. 児童生徒がどんな考えからマッピングしたのかがわかる。
  2. 児童生徒がどこで迷い、どこでつまづいたのかがわかる。

などというメリットがあります。

マッピングは、頭の中でやっている「読解」という見えない作業(プロセス)を視覚化(可視化)する方法です。ですから、子供たちのマッピングの様子を記録しておくと、どのようなプロセスで理解に至ったのかをつかむことができるわけです。

さらに、その「読解」という認知行動には、いくつかの類型があり、児童生徒が作成したマップを見ると、そのことがよくわかります。いわゆる「読める」類型と「読めない」類型があります。そして、その類型は、大人にも同じような比率で存在します。
子供たちの読解がどのような類型に当てはまるのかを、教師側が理解していると、個々の類型に応じた支援を行うことができます。そして、「読める」型に向けた具体的なトレーニングを積むことができます。

マップの類型

ハイパー意味マップは、コンピュータを使ったマッピングのことです。よく用いられるものとしては・・・ 続きを読む

Concept Map
コンセプトマップ

マッピングの手法の一つコンセプトマップの簡単な作り方を説明しました。Macにも搭載されたCmapToolsを使って説明します。手順に従って、簡単にコンセプトマップ(ウェビング)体験ができます。

画面キャプチャー系のアプリを使ったり、ipadの画像収録機能をつかうと、生徒がマッピングする様子が録画できます。

1.Cmap Toolsのインストール

ダウンロード

2.コンセプトマップを作ってみる

(手引き)CMapToolsを使って(pdfファイル)

PDFファイル

コンセプトマップに入門を果たしたら、少し詳しくコンセプトマップについて探ってみましょう。

3.コンセプトマップ作成の手順

CmapTools開発元のIHMCのサイトにある作成手順を翻訳しました。

コンセプトマップ作成手順 コンセプトマップの説明ページにいく

コンセプトマップの説明

実際にコンセプトマップを使いながら、コンセプトマップについて説明しました。まだ十分な説明を付していませんので、わかりにくいと思います。徐々に内容を充実させていきます。

IHMCの「 コンセプトマップの手順」マップを翻訳しましたので、マッピングの参考にしてください。

マッピングで短歌の学習

マッピング教材

マッピングによる短歌の学習です。

ここでは、CmapToolsを使っています。まだ十分な解説を付けていませんが、今後徐々に充実させていきます。


その他の実践

動詞ハンター

動詞ハンター

写真を用意し、動詞(ほかの用言でも可)を当てはめるという学習。
実践の説明1
実践の説明2






この際だから言わせてよ

作文に5・7・5をひっつけて、俳諧作文を作るという活動。・・・・実践へ

絵に見るドラマ

絵や写真を説明する方法には基本的なパターンがあると思いますが、教科書にはそ・・・実践へ

3文(さんぶん)日記

「3文日記」とは、「3つの文で書く」という条件をつけた日記です。たとえば下のように・・・

うそという鳥が、家の前の木に集まったり、飛び立ったりを繰り返していた。

何十羽もいた。

うそは、どこにでも自由に空を飛んでいくことができるからうらやましいなあと思った。

・・・文集「3文日記」へ

実践・研究稿

聞き取る内容を明確にした「聞くこと」の学習
      東書Eネットに公開されています。

「テレビとのつきあい方」実践例

コンピュータを用いた読むことの学習
―ネットワーク環境における国語科の学習―

「第29回全日本中学校国語教育研究協議会(滋賀大会)第5分科会「古典(読むこと)」発表概要

上記「滋賀大会」発表資料


教材研究ノート

若い先生達へ、教材研究の参考になればと思い、私の教材研究ノートを公開します。これらは、講師や新規採用の先生達と行った勉強会などで使ったものを含んでいます。

それぞれの教材ノートの解説は、おいおいアップしていきます。


情報検索で開ける世界①


情報検索で開ける世界②


漢詩①


漢詩②


漢詩③

漢詩④


詩「明日」谷川俊太郎①


詩「明日」谷川俊太郎②


ICTの前に

国語授業の脱非科学

かねて、国語の授業が非科学的で印象論的だと主張してきました。さらに、『御流派』が『信者』を作っているような状況を残念に思いながら見ていました。

しかし、ここに来て先端テクノロジーを用いたICT教育が推進されはじめています。そして国語科の授業も、全国あちこちで、非科学的な印象論から離脱しはじめました。相変わらず旧態依然とした授業を推進している県もあるようですが、さすがにもう通用しなくなると思います。

ICT活用の前に、国語の授業は科学に脱皮しなくてはならないと思います。

国語科におけるICT事始め

25年前にICTを使った授業を提案したときにかけられた言葉は、「(国語にコンピュータを使うなんて)国語への冒涜だ」とか「古典への冒瀆だ」などというものでした。また、研究履歴にもあげていますが、滋賀大会で全国発表した折、指導してくださった指導主事の先生は、「国語にICTが必要だなんて、本音では誰も思っていない。」と仰っていました。それがわが国の現状たっだわけで、だからわが国は、とりわけ国語教育において、「授業」のレベルでは、諸外国がら数十年の遅れをとってしまったのではないかと考えています。

例えば「設定」って何?

こんな質問を投げかけて、きちんと答えてくれる国語の先生はどのくらいいるのでしょうか。

隣接する中学校の授業研究会の指導をした際に用いた資料を元に、文学的文章について、できるだけ科学的かつ、初学者にわかるように書きました。

文学的文章で教えること(ページ作成中)

研修会/視察/取材など

  • (予定)12月1日:山陰中央新報社の取材
  • 11月17日:山陰中央新報社から取材
  • 11月5日:飯南町議会教育経済委員会視察
  • マイナビから取材
  • 5月28日:飯南高校ICT研修(G suite for Education)
  • 4月30日:頓原小学校ICT研修(ZOOM/G suite for Education)
  • 4月22日:赤来中学校ICT研修(ZOOM/LINE/YouTube/G suite for Education)
  • 4月21日:町教研ICT研修(主としてZOOM)

議員視察資料(改)



ところで、タブレットって何?(2020/10改訂)

  • タブレットは「機器」というより「端末」
  • タブレットは「学習環境」にアクセスするための端末
  • タブレットは個人の(パーソナルな)道具(文具)
  • タブレットをめぐる主要な論点は「先に何があるか」

GIGAスクール構想の実施に伴い、こんな問いを聞きます。

「タブレットを導入して何に使うのか?」「導入すること自体が目的化していないか」

もっともな疑問だと思います。これまで行われてきたパソコン導入に関する施策が、文科省も認めている通り、ある意味で「失敗」に終わった原因は、自治体が「導入すること」だけを目的化してしまったからだと思います。

GIGAスクール構想の実施においても、導入が目的化されてしまっている自治体の様子はよく耳にします。それどころか、「維持費が工面できない」という理由でGIGAスクール構想に乗らない自治体もあるようです。GIGAに乗らなければ全額自治体負担で整備しなくてはならないのですが、それについてはどう考えているのかと、他人のことながら心配になります。これらいずれにしても言えることは、デジタル社会に対する認識不足と危機意識のなさということではないでしょうか。

主要な論点はタブレットではなく、タブレットがアクセスする「学習環境」です。「学習環境」とは、ネットワーク上に構築された仮想空間。あえて誤解を恐れずに言えば、デジタルコンテンツやアプリではなく、ネットワーク上に作られた教室や課題の提示場所と提出先、カレンダー、グループ会議室、全体やグループごとの連絡事項掲示板、メール送受信・・・・そういったものが学習環境です。そしてそこにアクセスする端末としてタブレットがあるわけですから、議論することは端末の先にどのような学習環境を構築するのかということでなくてはいけません。

ですから、「個人的に」所有してこそ真価を発揮するのがタブレットです。

さらに当然ですが、学習環境にアクセスする端末であるタブレットだけでは学習環境は構築できませんし管理もできません。ですから、教師にはタブレットとPCが必要です。この点が見落とされていて、生徒にだけタブレットを導入して安心するのは施策上の失敗だと思います。文科はここまで踏み込んでGIGA第二弾を構想してほしいと思います。


ウィズコロナ
アフターコロナの
学校とは?

授業と家庭学習との境目をなくすこと

従来型の学校では、授業と家庭学習とは物理的に独立した学習活動でした。しかし、人の学びは、一個人における一連の活動なので、物理的に分断するよりは一体化してとらえた方が効率がいい。

ICTを用いることで、家庭と学校のシームレスな学習環境を作ることができます。さらに、各自の評価についてもリアルタイムでフィードバックすることができ、それは、現在の技術ですぐに可能です。

感染症対策がなされている学校であること

三密を回避し、フィジカルディスタンスを保つなどの「感染症に対する基本的な対策」を、学校で実現することは、従来のような通学形態および勤務形態では不可能です。

すくなくとも生徒の登校は2日とか3日に抑え、職員の出勤も3日程度に抑える必要があると思います。ICTを活用すれば、教師は在宅で授業をしたり会議に参加したりすることができますし、生徒の個別指導や個別相談・支援などの対応も、今まで以上に効率的にできるようになります。通勤時間や出張にかける時間が浮きますから。

感染拡大を防ぎ、命を守ることが大切だと考えるのなら、これは最優先事項として実現されなければならないことのはずです。

教師も生徒もテレワーク。無意味な移動は行わない。

学校がこの危機を乗り越えるために

「いつかは以前の日常に帰れる」とか、「いつかは以前の学校に戻れる」というような、コロナ以前への回帰を望み続ける限り、コロナ禍を乗り越えられる可能性は低いと思います。

「ウィズ・コロナ」「アフター・コロナ」をにらんで、「学校のパラダイムシフト」を加速させ、未来型の学習環境づくりを進めれば、子どもたちの学習は保障できるし、学力が下がることはないでしょう。下がるどころか逆に飛躍的に伸びる可能性の方が高いと思います。さらに、未来を生きる生徒たちに必要となる「アフター・コロナを生き抜く力」を養うことができるというメリットがあります。

このコロナ禍を通して今後、リアルに会うことの貴重さ、会う時間の大切さが実感され、互いを大切にする文化が根付いていくと素敵だと思います。


ICT教育・ICT活用教育の推進

これまでICT教育・ICT活用教育を推し進める機会は何度もありました。しかしその都度、感情論的抵抗感を持つ勢力の反ICT行動によって、日本の教育と行政は舵を切りそこなってきました。その結果、日本は先進諸国中最もICT教育が遅れた国となり、プログラミングやネットワーク技術において、中国・欧米・インドなどから、全体的には少なくとも数十年の遅れをとってしまいました。今の日本は、中国のハッカー集団に防衛機密から企業の機密まで吸い取られるという惨憺たる状況です。このようなありさまは、教育と行政の失態と言っていいのではないでしょうか。

関係者の皆さんは、日本と世界の現実をよく見て、当たり前のICT教育が実践できる環境を作り、スキルを身に付けてほしいと願うところです。

(2020年4月)


休校対応

今すぐ使えるICT

1、line

OpenChat

プライベートでラインに登録している名前やアイコンを知られることなくライン・グループが作れるので、同時一斉配信の双方向連絡網が作れます。

本校では、オープンチャットによって3年生の連絡網を作り運用しています。下のzoom会議(朝礼や定時連絡)を開始する時間やミーティングID、パスワードはオープンチャットで送信しています。日程の確認やソフトウェアの設定・操作方法に関する質問を、生徒が書き込むこともあります。


ライングループ

職員連絡網として活用しています。職員が在宅勤務や特別休暇などを気軽に取得できるようにするためには、同僚性が高い職場環境という精神的なバックボーンは必須ですが、加えて、在宅勤務を実現しサポートするテクノロジーが大切だと思います。

本校では、職員のICT活用能力を高める目的と、確実な連絡体制の確立のためにライングループを作り運用しています。

新しいコンテンツをアップロードした時にすぐさま伝わり、また、職員の所在に関わらず日々の連絡事項が確実に伝わるので、情報の共有ができ、職員間に一体感が生まれるように思います。

蛇足ですが、明日のお弁当の注文や、自宅の花の開花情報など、一見くだらない情報の共有が、ソーシャル・ディスタンシングの中での絆づくりには欠かせないと感じます。


2、google forms

無料のgoogle formsを使って、返信(レスポンス)がある連絡手段を作ることができます。下に、フォームを作って送信し、受け取った側が返信するところまでの作業を映像にしておきます。

google formsは簡便で、回答を自動的に集計しグラフ化してくれます。自由記述も一覧にしてくれます。

google forms の回答

3、zoom

ウェブ会議システム

zoomアプリのダウンロードhttps://zoom.us/download

YouTubeに活用方法がたくさんアップされています。
Mizunaさんのによる「zoomの始め方」(YouTube)

※直接YouTubeサイトに行って見たほうが、きれいに見えます。

本校では、環境が整っている3年生で「朝礼」と昼食後の定時連絡に使っています。

5月からは遠隔授業を実施する予定です。


4、GsuiteforEducation

google提供の学校無料クラウドベース・グループウェア・アプリケーション

学校アカウントを取得し、独自ドメインを登録して試用をはじめました。(4月16日)
遠隔授業や家庭学習、学校での学習、教員の在宅勤務支援など、今求められる機能のほぼすべてが整っているグループウェアです。

ただ、活用するためには、職員研修が必要です。本校では、使用開始から私を含めた8名のプロジェクトチームを組み、「使い倒して」活用方法を探っている段階です。

5月から本使用が始まり、3年生を中心に活用しながら、「トライ・アンド・エラー」によって洗練させ、夏季休業からの本格運用を目指しています。

5月の学校だよりや、左の「頓原中学校の実践」で少し紹介していますが、かなり使えるようになってきています。(5月28日現在)


5、YouTube

昨年度から、教育魅力化支援コーディネーターの主導で、YouTubeによる学習の様子の配信(限定配信)を行ってきました。

今回の事態に際して、同じチャンネルを用いて学習コンテンツの配信を行っています。

配信したコンテンツによっては、生徒数の2倍くらいの再生回数があります。


6、キャプチャー系

ホワイトボードに板書する様子を動画にすることができるアプリ。以下のようなものがあります。

  • Vittle Lite
  • zoomでホワイトボードを共有する。

Mizunaさんによる解説(YouTube)

※直接YouTubeサイトに行って見たほうがきれいに見えます。

  • ipadの画面収録機能を使う

ipadのコントロールセンターで、「画面収録」を「含める」にセッティングしておく。

Pages等のエディターソフトを起動したら、ipadの右上から下方向にスワイプしてコントロールセンターを開く。

音声を入れたければ、画面収録のアイコンを長押しして、マイクをオンにする。

Pagesは縦書きに対応していて、国語科としては重宝します。映像も縦書きでデモしました。

7、その他

ICTの活用のキモはコンテンツの充実。職員研修期間にどんどんコンテンツを増やしていく計画です。今のところYouTubeに上げる動画が主ですが、グループウェアの活用が本格化したら、様々な形の学習支援動画を、すべての教科において豊富にそろえていきたいと考えています。


デジタル教科書あれこれ

教科書ってそもそも
児童・生徒一人一人が持ってます。

教室で先生が電子黒板やデジタルテレビに「表示」するものを「教科書」と呼ぶのは適当でなはいと思います。現行のデジタル教科書(2020時点)は、まだ教科書以下ではないでしょうか。

児童・生徒一人一人が、電子化された教科書やEdTechアプリとクラウド等によって構成された学習環境を持つようになって、はじめて「デジタル教科書」と呼んでもいいと思います。

個人的には「デジタル教科書」という命名はどうかと思います。アナログ教科書をサンプリングして作ったみたいで・・・。何でも「デジタル」ってつけるとありがたくなるような・・・。軽薄な感じが・・・。

ハイパー教科書とかマルチメディア教科書とかハイパーメディア教科書、いっそ電子教科書のほうが知的に思えます。

そもそも「教科書」は必要?

アクティブラーニング・アダプティブラーニングの時代に、そもそも「教科書」っていらない気がします。

デジタル教科書を、いつごろ一人一人に持たせるかというような議論は20年前にやっておくべき。すでに時代は、教科書の根本的な変容を求めているんじゃないでしょうか。

必要なのはクラウドと電子化されたコンテンツやEdTechアプリ、schooなどの学習サービス。そしてそれらにアクセスするための個人用の端末(タブレットとか)。

そんな「学習環境」が必要であって、特定の「コンテンツ」じゃない。教科書って、主たるコンテンツとして鎮座するもの。学習者に注入すべき知識が書かれている権威あるもの。つまり、「学習とは知識の伝達である」という古い学習観を支え、象徴する道具。未だに、「国民に共通に教えることがある。」というような一世紀も前の概念を持っている研究者もいらっしゃる。もし、そうだとしてもそれは教科書ではなく、学習指導要領だと思います。変化が激しい現代にあって、従来の教科書の編纂スピードでは、もう時代についていけないのではないでしょうか。

学習にはシナリオとかプランみたいなものが大切で、学習活動の過程で参照するコンテンツは、古い知識が満載された、従来の「教科書」である必要はない。

デジタル教科書をどう活用するかではなくて、教科書のパラダイムシフトが必要ではないでしょうか。その議論の中で、AIによって児童・生徒一人一人に個別最適化された第二世代の「デジタル教科書」(この呼び名は改めたほうがいいと思うけど)が創られるといいなあと思います。

ICTを活用した
国語教育

「国語科の指導におけるICTの活用について」(文部科学省)を読む

最左列の冒頭「ICT教育に取り組む前に」で述べていますが、ICTが授業というアルゴリズムにおいて「シンプルかつ効果的」に働くものでなければ、そもそも採用する値打ちがありません。ICT教育のためのICT教育に堕してはならないと思います。

2020年の今、もう上記のことに異論を唱える人は少ないと思います。そう考えて「国語科の指導におけるICTの活用について」を読んでいくと、テクノロジーを活用した教育(Technology-supported Education)というより、ソフトウェアの機能を無理やりアナログ授業にねじ込んだような実践が多くあるようです。

上記の中から、ICT教育とそうでないものを峻別する必要があると思います。誤解がないように付け加えると、ICT教育でないとしても実践に価値がないわけではありません。実践された先生や学校の努力は素晴らしいと思いますし、国語科としての成果はあったと思います。

しかしその実践をICT教育であると認めてしまうと、ICT教育が矮小化されるだけではなく、教育全体の進歩を阻害することになると思います。

繰り返しになりますが、アナログの授業にテクノロジーをねじ込んだ授業は、アルゴリズムとして複雑な上に迂遠です。

これまでの授業を0ベースで構築し直さなければ、ICTを活用した授業はできません。

0ベースで捉えなおすといっても、これまでの実践や経験を捨てるということではなく、学習という脳内活動を中心に考える、学習者を中心に据えて学習活動を組み立てるということです。これは、これまでちゃんと教育を行ってきた教員にとっては、すでに当たり前のことだと思いますし、少し見方を変えるだけでICTの活用場面が見えてくると思います。

繰り返しますが、「より複雑になるようなアルゴリズムを採用しない」それがICT教育の肝だと思います。

デジタル長文を読む力をつける

PISAテストの結果などから指摘されている通り、日本の中学生はデジタル長文の読み取りが苦手です。

おそらく、これは「慣れ」の問題ではないかと考えられますので、国語科では積極的にデジタル長文の読解経験を与えることが必要だと思います。

PDF文書を要約する

  1. PDFファイルを、閲覧アプリで表示します。
  2. タイトル(題名)の意味を考えます。
  3. 文章のジャンルと読み取る目的を確認します。
  4. マーカーでマーキングしながら、文章の目的に沿って読み進めます。
  5. ノートアプリに要約を書きます。
  6. クラウドやclassroomに提出します。

元となるPDFファイル(教材文)は、ねらいに沿った文章を用意します。例えばよくある失敗は、自分が気に入った文章を選ぶとか、単に上手な文章や素晴らしい内容の文章を選ぶというものです。

教材文の選定における観点は、「教材化」できるかどうかということが一番重要です。生徒の実態と、獲得してほしい資質・能力に対して、その文章が適切に機能する文章であるかどうかを考えて選定するといいと思います。名文が必ずしも良い教材ではありません。誰に、何を教えるかによって教材文の良し悪しは決まります。


1、閲覧アプリは、PDFExpertやDocumentsやAcrobatReaderがあります。


2、題名をしっかりと読み取ることは、全体の読みに関わる重要な作業です。私は生徒に、「題名には謎がある」と教えていました。題名がしっかりと読めるようになると、本文の読み取りが早く正確になります。詳しくはまた別稿をおこします。

3、文章のジャンルとは、「文学的文章」か「説明的文章」かということです。

文学的文章と説明的文章では、その目的が異なりますから、読み方が異なります。それは、当たり前のことですが、この当たり前のことを意識して自覚的に読んでいる生徒は少ないです。国語の授業でも教える先生は少ないですね。

説明文なら、書き手が「伝えたい内容」を読み取る。文学の場合は、よく「主題」を読み取るといいますが、主題は結果的に読み取る方がいいと思います。

大雑把にいうと、文学は人の心に影響を与えるための文章で、説明文は人を説得するための文章です。ですから、文学を読むときは、主人公(中心人物)の経験に寄り添いながら、心を動かしていくことが「読む」ということの中心となります。

そういった「文学の読み」を教材化するならば、「主人公の成長を要約する」とか、「登場人物が主人公に与えた影響をまとめる」などというように、文学を読み取る力を高めるための「ねらい」を持った課題づくりが必要になります。


4、3で確認した目的に関わる部分をマーキングしながら読んでいきます。PC上の作業ですから、マーキングしたところはいつでも訂正できます。


5、マーキングを取捨選択したり短縮したりしながら、順番を考えて一つの文章にしていきます。

Bearなどのノートアプリにコピーアンドペーストしてから加工していきます。

予め、回答の枠組みを用意しておくと、スムーズに作業が進みます。(フレームワーク)

出来上がったものをクラウドに提出したり、G suite for educationを使っているならばclassroomに提出したりすると、添削や採点が容易です。

ここまでの一連の流れを、時間を決めて何回も繰り返し、読み取りの正確さとスピードを高めます。授業中に何度も行うことには限界がありますが、classroomの課題として週末などに出すようにすると効果的です。

G suite for educationを使った具体例

G suite for education(グループウェア)があると、上記のような実践は、実に簡単にできます。

下図のようにclassroomで課題を設定します。(クリックすると拡大表示されます。)


classroom

課題には、教材文(22.pdf)と課題「文章の読み取り(エッセー)」が作ってあります。


教材文全画面表示

解答用紙の拡大表示(実際に解答ができます)

上記のフォームに解答して送信すると、スコアの表示ができます。(下図)試してみてください。


form
formの例

どこがくch紹介

YouTubeの「どこがく」chで、「はじめてのGoogleClassroom」というシリーズがアップされています。classroomでの課題の出し方や、新機能ルーブリックの使い方など説明されています。先生役と生徒役に分かれて説明されていて、とてもわかりやすいのでお勧めします。


スムーズなキーボード入力

PCを効率的に使うためには、キーボード入力の速度が必要です。ゆっくりと話すくらいの速度でキーボード入力ができると、学習の効率が格段によくなります。

帯単元としてキー入力練習の時間を設定するというような実践を行うと、ほとんどの生徒は、数ヶ月で大人以上の速度で打てるようになります。そしてその能力は、今後とても役に立ちます。

学習の効率がよくなるだけではなく、できることも増えてきますので、キー入力練習は必須の学習としてどこかに位置付けるのが良いと思います。

本校で生徒に紹介しているのは以下のようなタイピングサイトです。生徒たちは、休憩時間などによくタイピングをして遊んでいます。

myTyping

タイピング練習では、ホームポジションから正しいタイピングができるように指導していきます。

寿司打
 

学校で使えるアプリ

Google Meetで班毎の話し合い

ソーシャルディスタンスの下では、班別の話し合い活動などがやりにくいです。オンライン会議システムのzoomには、以前から小グループに分けるブレイクアウトルームという機能がありましたが、Google Meetでも、その機能が加わりました。その紹介動画をYouTubeから貼り付けます。zoomとMeetでは、若干機能が異なりますが、YouTubeなどで検索されると、詳しい解説があると思います。


Slack(スラック)

メールによるコミュニケーションの限界を超えるチャットツールです。

プロジェクトごとのグループが作れるので、学年や分掌、生徒の委員会グループ(Slackではチャンネルと言います。)を作って、メン0バーがどこにいてもコミュニケーションをとることができます。

チャンネルに参加していれば、リアルタイムの会議に参加していなくても、情報のもらい損ねがありません。

無駄・伝達漏れ・重複がないプロジェクト推進ができます。

無駄にお金と時間をかけて集合するよりも、効率よく物事を進めることができると思います。


clips(クリップス)
:iPhoneでもOK

字幕付きの動画教材が簡単に作成できるアプリです。

録音中にしゃべると、自動的に字幕が作られます。頓原中学校の動画教材「TonTube」にもclipsで作成したものがたくさんあります。

動画ファンチャンネルの成田さんの解説を、下に載せておきます。YouTubeにはたくさんの解説動画があります。


動画ファンチャンネルの成田さんによる解説。

H31/R1の記事

タブレットが導入されたら

とりあえず使ってみる

録音機能を使う

音読・朗読・群読・・・、音声言語を扱う学習に取り入れてみる。

例えば、自分の音読の確認。発音・発生・音量(声量)・速度はいいかな? あらかじめ定めた時間にどれだけ近づけるかを競うのもいい。

自分の一番いい朗読を提出して、みんなで聞き合ったり、コンペをしたりするのもいい。

録音データがあると、そのあと多様に展開できる。例えば、プレゼンソフトからリンクさせて、教材ごとの音読集を作る。

一年間の音読をためておいて、聞き比べて自分の成長を確かめる。・・・これ自体が教材になる。

いずれにしても、素材(データ)はストックして再利用するのがICTの基本!

以上のことを、もちろん録画機能でもできます。ただ、映像と音声の違いをわきまえて使わないとピンボケした実践になります。

ノートアプリを使う

ノートアプリは多様に使えます。

例えば、マルチメディア日記づくり

タイトルだけで、説明はいりませんね。
写真を撮って、それに文章を添える。音声を録音して貼り付ける。動画を撮って張り付ける。

○めあてを意識させる

「這いまわる経験主義」にならないよう、いつも注意しないといけません。国語は「言語の教育」です。言葉に関するどんなことができるようななるためにこの活動をしているのか明確に示しましょう。

○めあてと呼応したまとめ

めあてに照らして、達成できたことできなかったことを明確に。活動の楽しさは絶対的に必要ですが、単なる楽しい活動で終わってはいけません。

例えば、マルチメディア読書記録

本の写真や自分が読んでいる姿の写真とともに感想を記録する。少し手が込んだものにするならば、あらかじめワークシートを作っておいて、本のジャンルや著者、出版社、登場人物などを記入する。これらがデータベースとして使えます。記録をデータベース化するには少しパソコンの知識が必要ですね。でも、できるとすごく便利ですよ。


上の実践は宿題にできます。長期休暇の課題でもいいと思います。また、クラウドに提出するようにすれば、休業中に教師からメッセージや添削を加えることができます。

慣れてきたら画面収録
(ipadは標準機能)

ノートアプリを起動して、音声を入れた画面収録しながら、「板書と説明」の短いムービーを作る。

パソコンの操作方法の収録などにも活用できます。


学習WEB
(H7~H12)

1900年代後半から2000年初頭に行った、ウェブベースの学習です。手作りのG suiteと喩えると判りやすいでしょうか。この学習の特徴を今の言葉で言うと以下のようになります。

  • ウェブベースの学習
  • グループウェアによる学習
  • クラスを越えた協働的・主体的・対話的学習
  • 個別最適化された学習

これは、ICTを用いた学習の得意分野だと思います。

学習ウェブとは、学習単元をウェブサイトにしたもの。学習にウェブサイトを利用することの利点は、学習という・・・・続きを読む

プレゼンテーションをしようプレゼンテーションをしよう
文化祭の企画を立て、そのコンペを行う。「プレゼンテーション」の学習。 実践の説明へ

バーチャル紀行
-奥・出雲の細道-
バーチャル紀行
「奥の細道」を題材に、自作の俳句を付け加えたり、掲示板を利用して句会を開いたりする。


ハイパー枕(枕草子)ハイパー枕

「枕草子」の学習をウェブサイトで行ったもの。ここでは、特に生徒が毎時間記入する「学習記録」を使った学習指導に力を入れた。

また、朗読を音声ファイルにして、サイトに公開した。

生徒の朗読例(雑音あり)

実践の説明へ


ハイパー小説

ハイパーテキスト構造の小説を作ります。(理論については拙論「学位論文」を参照してください。)

ハイパー小説

既存の小説や物語、童話などをハイパーテキスト化していく方法や、物語の出だし部分を与えてその先を作っていく方法、最初からすべて作っていく方法などがあります。

初めて行う場合は、短い童話をハイパーテキストにしていく方法がよいと思います。

ハイパー小説のページへ

※ハイパー小説「赤ずきんちゃん。平成22年度海潮中学校3年生で実践しました。


実践報告

平成23年度1学期の実践です。県国研にむけた発表資料(一部改)です。

マッピングに関わって18年経ち、マップの類型化ができるようになってきました。今回は、生徒の語彙の実態を計測する手段として、生徒が作成したマップを分析しました。その際、「トピックの保持性」と「語の構成パターン」の二つの観点からマップを類型化しています。いずれ、まとまった形で公表したいと思います。

マッピングを用いた語彙指導

生徒の語彙力を高めるための実践として、帯単元「言葉と出会うスピーチ」を行った。これは、スピーチとマッピングをセットにした活動を、授業の最初の10分に組み入れるというものである。

実践の検証は、単元に入る前と26日後の生徒の語彙力を比較することで行った。語彙力の計測は意味マップ法 によった。・・・続きを読む