季節・自然
うそという鳥が、家の前の木に集まったり、飛び立ったりを繰り返していた。
何十羽もいた。
うそは、どこにでも自由に空を飛んでいくことができるからうらやましいなあと思った。
保育園にある大きな木から、葉っぱが全部落ちた。
枝だけの寒そうな木になった。
すごく寂しい気持ちになった。
今日はすごく寒い日です。
木がゆらゆらと揺れています。
他のものに風を送っています。
最近すごく寒くなってきた。
だから私は、マフラーをしてきた。
首元がすごく暖かくて、眠くなりそうだ。
最近は寒いです。
寒いので、ストーブのあるところに行ってしまいます。
やっぱり寒いときは、ストーブは欠かせないと思いました。
朝焼けを見ました。
青空との色合いがすごくきれいでした。
一日いいことがあるように思いました。
今日は朝早く起きました。
まだ外は暗かったです。
外に出たら、冬の風が吹いていました。
最近、朝が寒い。
夏は暑くて暑くて汗ばかり出た。
あの暑さはどこへ行ったのだろうか。
最近ずいぶん寒くなってきた。
あんまり寒いので、こたつに入っていたら寝てしまった。
猫もこんな感じなのかな。
夕方、部活が終わって、急いで家へ向かいます。
真っ暗で、ライトをつけてから自転車をこぎました。
さっきまで夕日が出ていたのに、もう暗くなっていました。
冬の朝。
眼が覚めても布団から出られない。
これが冬の嫌なところ。
今日は、空が薄黒かった。
雨でも降るかと思ったが、この時期なら雪かな。
薄黒かった空からは、何も降ってこなかった。
朝、庭に出てみると氷がはっていた。
外は、もうこんなに寒くなっているんだと思いました。
そろそろ雪がまた降ってくるのではないかと、空を見上げながら思いました。
今日、雪が降りました。
空からふわふわと綿のように降ってきました。
手にとるとすぐに溶けてしまいました。
今日、部活がありました。
雪がちらついていました。
空を見ると、雲がとても早く進んでいました。
今日、雨が降った後、雪に変わりました。
雪が、土に吸い込まれているようでした。
もうすぐ雪が積もるんだなあと思いました。
今日、雪が降っていました。
外では、ごうごうと音を立てながらはっぱを揺らしています。
今から、本格的に冬がやって来るんだなと思いました。
久しぶりに雪が降った。
すぐ雪が積もった。
なんか楽しい。
朝から雪が降っていました。
雪が積もって真っ白になりました。
窓の外を見ると、人が歩いていました。
今日は家にずっといた。
雪がちらちらと降った。
夜になっても降った。
雪が降るときと降らないときの寒さが違いました。
降らないときの方が余計に寒く感じて、降るほうは降らないほうより寒くないなあと思いました。
それは私だけなのかなあ。
たまには、家でごろごろせずに、外にでも出ようと思った。
白い雪が積もっていた。
いろいろなことを思った。
今日、浜田から帰ったら雪がすごくてびっくりした。
すごくうきうきした。
さわってみたら、ふわふわしていて雪の上に倒れてみたくなった。
今日は雪が降っていました。
屋根からドサドサッと雪が落ちてきました。
落ちてきたときの雪は、滝のように見えました。
今日は雪がたくさん積もったから、雪だるまを作りました。
けっこう上手にでき、満足でした。
でも、意外と早く溶けちゃったです。
昨日積もった雪が解けて、今日は道路が凍結していました。
凍っているところをわざと歩きました。
小学校の登校のことを思い出しました。
今日、雪が降った。
私は、ほしい物があったので、サン・チェリヴァに歩いていきました。
雪を掻き分けて歩きました。
雪が降ってきました。
すごく寒くて、体が震えました。
白い世界になったらいいと思いました。
雪が降ってきた。
大きいもの、小さいものがあった。
人間もいっしょなんだ。
今日、雪が積もった。
家の周りにある木にも雪が積もった。
一夜で白樺に変わってしまった。
今日、雪を見ていた。
自分に近いほうに降っている雪はゆっくり落ちた。
遠いほうの雪は早く落ちていった。
外に出て遠くを見ました。
山に少しだけ雪が積もっていました。
やっぱり高いところは寒いんだなあと思いました。
昨日の雪を、雨が消した。
時間がたって、白かった山、地面がいつもの色にもどった。
雪の景色が見られるのも、ほんの少しだけだった。
部活をしていました。
キャッチボールをしているときに寒くて、手も冷たく、ボールを取ったとき、すごく痛かったです。
やっぱり冬だなあと感じました。
朝、起きたのが10時と、とても遅くなった。
すごく強い風が吹いていた時、窓を開けてしまいました。
でも、少し暖かい風で、春が近づいてきたなあと感じました。
今日は雨が降っていた。
自転車で百メートルくらいこいだら、雨がやんでいた。
雨には境目があることがわかった。
今日は部活でサッカーをしました。
グランドの水溜りは凍っていました。
みんな氷があったから、つろんつるんとこけました。
今日、部活から帰るとき、雨が降って、水溜りができていた。
ふとその水溜りを見ると、オオカミや、ちょうちんアンコウのような形をしていた。
妙にリアルで面白かった。
部活が終わって帰ろうとしたら、太陽が出ていて、朝降っていた雨がうそのようでした。
家に帰って少ししたら、また雨が降ってきました。
冬の天気はすぐ変わります。
ねころんだら空が見えた。
青い青い空に、ペンキを塗ったような雲があった。
雲があんなに白いとは思わなかった。
飛行機に乗って帰るとき、雲の上に出ました。
雲の上は、下から見上げているときと違って、地面に張り付いているように見えました。
上からじゃないとわからない、自然の魅力でした。
空を見ていたら、急に雪が降ってきた。
と思ったらすぐにやんで、今度は日が差してきた。
空も気まぐれだ。
夜、月を見た。
月のまわりがぼやけて貝のように見えた。
まるで、貝の中にある真珠のようだった。
夜、犬の散歩をしていているとき、何気なく空を見た。
雲がなくて、星がすごくきれいで、空が大きく感じた。
じっと見ていると、空に飲み込まれそうな気がした。
今日は強い風が吹いてたくさんの笹が揺れている。
その音がすごくて、雨が降っているかと思った。
風が吹くことによって、いろんな音の発見ができると思った。
最近、風が強くなってきている。
風は強くなったり弱くなったりする。
風はどうやってできるのかなと思った。
風がヒューヒューとすごい音で吹いていた。
木が揺れて、家もミシミシいっていた。
まるで、風が暴れているみたいだった。
今日はバスで広島に行きました。
窓の外を見ていると、山の方へ行くにつれて雪が降ってきて、峠をこえて広島に行くにつれてやんできました。
これが気候の違いかなあと思いました。
一月三日から四日間、北海道旅行に出かけました。
同じ日本なのに、北海道はすごく寒かったです。
春夏秋冬、四季のある日本はとっても素敵だと思いました。
年末
冬休み前
今日は終業式があった。
2学期もすごく早く終わったような気がした。
楽しいはずの冬休みが来てほしくない気がした。
クリスマス
今日はついにクリスマス・・・でも、部活があるし雪もない・・・まあ、こういうクリスマスもいいでしょう。
それと、十六時の映画(千と千尋)を見ました。
校長先生が言っていたところときちんとチェックしました。
昨日はクリスマスイブで、今日はクリスマス――けど、変わったことは一つもなかったです。
サンタさんのプレゼントは五〇〇〇円でした。
・・・物のほうがよかったです。
今日はクリスマス、昨日、母からもらったプレゼントで遊ぼうと思った。
しかし、開けた瞬間(それはメガネをかけ鉢巻をしている物体に見えた)――勉強するための「教材」だったのである。
母の言いたいことが一瞬にしてわかった。
今日、家で飼っていた犬が死にました。
クリスマスに死ぬなんて・・・・とってもかわいそうです。
人間でも動物でも、生きているものが死ぬと笑えないことを実感しました。
今日はクリスマスイヴだけど、部活があった。
夜は、家でケーキを食べたりしたけど、何か足りなかった。
その何かというのは、プレゼントだと思う。
年賀状
正月前なので、友達の住所を聞きまくっている人を見かけました。
休み時間後半になると、教室が埋められるぐらい多くなりました。
意外に楽しい光景です。
今日、年賀状を書くために、いろんな友達に住所を聞いた。
白紙だった生徒手帳がどんどん埋まっていった。
「友達が増えたなあ」なんて思った。
私は何も考えないで一日一日を過ごしていると思う。
年賀状も書かないといけないのに、「明日でいいや」と思いながら、いまだに書いていない。
そのうち年が明けてしまう。
中学生は小学生より大変だ。
それは、中学生になると、友達がたくさんいるので、年賀状をたくさん書かないといけないからだ。
――大変だ。
朝、起きると雪が積もっていた。
私が小学生のときしていたように、妹がすぐに家を飛び出して、雪で遊んでいた。
私も遊びたいけれど、今は年賀状のほうが気にかかっている。
私は今、たくさんの年賀状に頭を悩ませている。
でも、考えてみると、それだけたくさんの友達がいるということではないか。
そう思うとなんだかうれしくなってきた。
大掃除
今日で今年の部活も終わった。
「朝早く起きなくていいんだあ。」と喜んでいると、母が一言、「明日は大掃除ね。」と言った。
私は、静かに「――はい」と答えた。
今日は大掃除です。
やる気はすごくあったのに、いざ、掃除に取り掛かると、一つ一つに思い出があって捨てられないものばかりです。
いろいろな思い出を作りながら私は成長しているんだなと実感しました。
ちょっと早めの大掃除をした。
いろんなものを次から次へと見つけた。
懐かしいものが出てくるとしばらく手が止まった。
大掃除で窓拭きをした。
汚れがなくなるように、しっかりと磨いた。
手が通り抜けるぐらいきれいになった。
天気がよくなったと思ったらすぐに悪くなり、なかなか掃除をやる気がしない。
天気で気分が変わるものだと思った。
掃除は明日にしよう。
今日から少しずつ自分の机やその周辺などを掃除することにした。
自分が想っていた以上に入らない物が出てきた。
新しい年までに間に合うかわからなくなった。
今年も残りほんのわずか。
机を見ると嫌な気分・・・・
いつものことだけど。
今日は、家の大掃除を、家族みんなでやった。
考えてみると、家族みんなで同じことをするのはこの季節ならではのことだと思った。
掃除は疲れたけど、私の中には充実感があった。
餅つき
今日は、機械だけど、お餅をつきました。
うまく丸められませんでした。
でも、親はうまく丸めていてすごいと思いました。
今年も家族そろって餅つきをした。
最近、あんまりみんなそろって話す機会がなかったから、一緒にできてよかった。
来年もいい年に・・・。
今日、お餅を作りました。
私は、お餅を入れました。
ズボンに粉がついて大変でした。
今日は家で餅を作りました。
餅を作るのはすごく面白かったです。
でも、顔が「鈴木その子」になってしまいました。
年末~年明け
もうすぐ冬休みが来て、二〇〇一年も終わる。
この間入学したような、夏休みが終わったような、それでいてちゃんと「年末」のような、とても変な感じがする。
一生懸命走ってきた年だったなあと、振り返ってそう思う。
今日は大晦日。
寝ないつもりだ。
がんばるぞ。
やっぱり寝てしまった。
テレビを見ていたのに寝ていた。
人間はやっぱり睡眠を取らなければならない。
今日で二〇〇一年ともおさらばだ。
今年一年、いろんなことがたくさんあった。
悲しいこともあったけど、うれしいことに変わってくれればいいな、と思った。
いよいよお正月です。
お年玉が楽しみです。
お餅も早く食べたいです。
大晦日、十二時過ぎれば二〇〇二年だ。
つでに僕の誕生日。
元旦に生まれてよかった。
今日は二〇〇二年のカウントダウンをしました。
ドキドキしました。
無事に二〇〇二年を迎えられてうれしかったです。
毎年、大晦日の日は十二時まで起きてられないので、今年はがんばりました。
テレビでカウントダウンも見れたし、除夜の鐘も聞こえました。
今さっきまで二〇〇一年だったのに、これから二〇〇二年なんだと思うと、すごく感動しました。
初春
二〇〇二年になった。
思い出せば二〇〇一年はすごく早かった。
すがすがしい気分で二〇〇二年が迎えられてよかった。
二〇〇二年がはじまりました。
私は、初詣に行きました。
今年もよい年になるといいなあと思いました。
今日は新しい年。
去年はいろいろなことがあった。
今年もたくさんの思い出が作れますように。
今日はやることが全部最初です。
二〇〇二年最初の朝は、少し寒い朝でした。
もうすぐ二〇〇二年最初の昼食です。
今日から馬年。
兄の車が落ちた(片方のタイヤ)。
今年も、去年と同じような気がする・・・。
お正月、お餅を食べました。
年賀状がきました。
二〇〇二年、いろんなことに挑戦しようと思いました。
今日、年賀状が来ました。
枚数は少なかったけど、みんなの真心が入った年賀状でした。
すごくうれしかったです。
年賀状がいっぱい来ました。
すると、おばあちゃんが、「書くのは疲れるけど、届くとうれしいねえ。」と言われました。
全くその通りです。
お年玉をもらった。
お金が増えた。
でも、そのうちなくなるだろうと思った。
お年玉をもらうとうれしい。
でも、なぜ大人は子供にお年玉をくれるのだろう。
それは、新年をお祝いしているからだと思った。
お正月だからお客さんが来るはずでした。
でも、今年はあまり人が来られませんでした。
――お年玉、あまりもらえなかった。
外を見ると雪が積もっていた。
気温も低い。
年賀状には迎春と書いてあるが、まだ冬だ。
馬と一緒に酒を飲んでいる夢を見ました。
朝起きると、年賀状が何通かあって、その中に、馬が酒を飲んでいるのがありました。
偶然かもしれないけど、僕は正夢だと思います。
今年初めていとこに会いました。
いとこの家では、すごい料理が待っていました。
すごく大勢で料理を食べたら、すごくおいしかったです。
今日、朝九時から出雲のフィッシュオンへ行った。
ロッドと網を買って、その後、福袋を買った。
でも、福袋に入っていたルアーはいいのじゃなくて、2002年の幕開けで4千円無駄にして悲しかった。
今日は買い物に行きました。
福袋を買いに行く予定だったけど、歩いていたら「福缶」というけっこう大きい缶があったので、つい買ってしまいました。
家に帰って開けてみたら、あまり必要じゃないものがたくさん入っていました。
今日はすることがなくて暇でした。
友達の家はだめだし、ゲームするのもだめでした。
することがなくて、正月の次の日はいい日でななかったです。
今日、お年玉を奪いに祖父母の家に行った。
お年玉をくれたので、自分もあげた。
5円ずつ。
まだお正月。
お餅はおいしいけど、食べ過ぎると太ります。
・・・嫌です。
大社参りに行った。
おみくじを引いたら、「病気重くとも治る」と書いてあった。
重いって、いったいどんな重病にかかるんだろう・・・
冬休み
今日から冬休みだ。
ほとんどの日が部活で、休む暇もない。
冬休みなんだから、休ませてほしいなあ。
今日で部活が終わり。
筋トレだけは毎日したい。
正月太りはしたくない。
今日、部活の合宿で三瓶に行った。
何時間もぶっ続けでやっていたので、とても疲れた。
でも、みんなそんなに疲れた様子じゃなかったので、僕だけ疲れてたのかなぁと思った。
今日、柔道部は、日帰りで三瓶合宿へ行ってきました。
ほんとうに辛くて、「午後から逃げようか・・・」と本気で考えたくらいでした。
楽な練習をしていたと考えさせられました。
昨日は三瓶合同稽古でした。
こんな苦しいとは思いませんでした。
今日は、筋肉痛で動けなかったです。
今日、部活がはじまった。
正月でしばらく「食っちゃ寝」だったから、「今日はきついなー」と思って行った。
予感的中で、ほんとにきつかった。
今日は部活がありました。
でも、起きるのがとっても大変でした。
やっぱり、生活が乱れたからです。
夏休みと冬休みに部活をしているといつも思う。
「今すぐ逆になればいい。」
でも、そうはいかなかった。
冬休みになりました。
初めは休みが長くてうれしかったけど、だんだん暇になってきました。
正月は、なんて暇なんだろうと思いました。
今日は久しぶりの部活がありました。
練習は校内ランニングをして、すごく膝が痛くなりました。
部活は時に地獄と化します。
部活の途中で、私は初めて突き指をしました。
私は今まで一度も突き指をしたことがなかったので、やっと友達がしたときの痛さがわかりました。
あと一日で部活も終わりで、今まで休まずにきたのに、最後の最後にけがをしてしまってショックでした。
今日は、バレー部の合宿がありました。
練習は大変でした。
だけど、そのあと入った風呂は格別でした。
二八日が今年最後の部活だった。
喜んでた私は、暇になった。
早く学校に行きたくなった。
今日、冬休みで松江にいた姉が帰ってきた。
いつもケンカばかりしていたけど、冬休みはケンカしない。
四人一緒に遊ぼう。
今日は家族みんなで、よそのお寺の大掃除に行きました。
兄も一緒に手伝いに行きました。
今日は一時休戦です。
六日に友達を松江に行く予定です。
すごく楽しみです。
一緒に遊んでくれる友達がいるし、松江に行くお金もあるし、私は幸せ者だなあと思います。
今日、友達と汽車で松江に行きました。
私は、初めての汽車でした。
短い休みの日でも、思い出はきちんとできました。
今日は松江に行きました。
冬なのに半そでの人を見つけて、かなり「さみーだろー」と思いました。
こっちも少し寒くなりました。
今日は部活が休みだったので、出雲まで出かけました。
兄の合格祈願です。
ぼくは神頼みじゃなくて、実力で合格したいです。
今日は友達とチェリヴァで遊びました。
プリクラを撮っていたら、壊れてしまい、バタバタしていました。
近くで待っていた高校生ぐらいの人に睨まれました。
数学の宿題をやってみたけど、全然わからなかった。
方程式がわからない。
冬休み中にコツをつかんでおかないと、この先、数学嫌いになりそうだ。
今日は社会の勉強をしました。
三学期は期末と校内テストがあります。
一学期も二学期も、期末テストはすごく悪かったので、三学期こそはと思いました。
今日、勉強を一生懸命しました。
あることに気がつきました。
それは、集中しているとほかの事を考えなくなるということです。
最近思った。
私はいつもごろごろしていた。
新学期、大丈夫かな。
入院生活。
とてもつまらなかったとき、友達がやってきた。
友達がいるっていいなと思った。
冬休み、残りわずかなので宿題や家の手伝いをがんばった一日でした。
もっと早く宿題を終わらせとけばよかったと後悔しました。
でも、私にとってはいつものことです。
今日が最後の冬休み。
長いようで短い冬休みだ。
――半分は風邪をひいていた。
今日で冬休みが終わった。
あっという間だった。
二十四時間はすぐに経つということを今日は感じました。
今日の夜、家族で回転寿司に行きました。
お兄ちゃんは、えびばかり食べていました。
――冬休み最後の思い出です。
今日は、もう冬休み最後の日なので、弟といっぱい遊びました。
弟とは、冬休みと夏休みくらいしか思う存分遊べないので、とても楽しかったです。
兄弟がいるのは楽しいものだなと思いました。
最初のほうでがんばったから、勉強完璧!
この気分もうれしいが、弟がまだ勉強しているのを見るのがうれしい。
学校が楽しみになってきた。
課題が終わりませんです。
頭の中がどうにかなりそうです。
――何とか終わらせたいです。
もう、今日で冬休みが終わりだー。
また、明日から学校。
みなは元気にしてたかのう。
日々
家の中にいたら、チクタクチクタクと音が聞こえてきました。
その音は、うちの家にある柱時計の音でした。
毎日聞いている音なのに、なんだか不思議な感じでした。
テレビを見ていた。
つい勉強を忘れた。
後に残るは勉強だった。
スポ少の練習を見に行きました。
行ったら、「こんにちは。」と言ってくれました。
僕も去年まであの中にいたのにな。
最近、自分の見たいテレビ番組が見られない。
ひとつしかないテレビを妹と取り合いして、最後には、我慢をして譲る羽目になる。
ひとつしかないテレビは、兄弟げんかをもたらす。
今日は近くのお店に買い物に行きました。
五百円分のお菓子を買いました。
一日で全部食べました。
今日は足が痛くて運動ができませんでした。
みんなが楽しそうにバレーと柔道をしているのを見ているだけでした。
やっぱり元気が一番だなと思いました。
全然部活ができない。
みんなが強くなっているから辛い。
早くみんなに追いつきたいなあ。
このごろは自転車で登校しないで、車で送ってもらうことが多くなっている。
けど、たまに歩いて帰ると、自転車で二十分で帰っていた道が、五十分もかかる。
けがをして、最初はみんなと一緒に帰れなくて嫌だったけど、歩いて帰るのは自転車と違って、時間がゆっくり進んでいくようでリラックスした気分になって、たまにはいいと思うようになった。
六連休も終わり、今日は部活でした。
何となくまだだらだらしています。
もっとシャキッとしないとなぁ~と思いました。
ついさっき、ある人に悪いことをしてしまった。
自分でやれることを押し付けてしまった。
すごく後悔して、悲しい気持ちになった。
また、妹とけんかをした。
なんでこんなに妹ってウザいんだろう。
妹なんか大っ嫌い。
今日は、夢のことを姉がしゃべった。
ふと、自分は夢をほぼ覚えていないことに気づき、なぜか損した気分だった。
明日から、夢を覚えて、ちょっと得した気分になりたい。
ベットの中に入ってみると、なんかあったかかった。
お母さんが、足元にあんかを入れてくれていた。
心も温かくなった。
電車で松江に行きました。
そしたら、お父さんがとても心配してくれました。
親は、子供がすごく心配なんだって思いました。
道路工事がいつのまにか終わっていた。
古い道路にはさまれて、新しい道路が光っているようだった。
なんだか踏むのがもったいないぐらいだった。
今日、家の前でやっていた工事がやっと終わった。
最初は、うるさいと思ったいたけど、終わってみるとなんだか寂しい気もした。
家の前はすっきりした。
足を怪我してしまって、普通の練習ができない。
だから、壁とバレーをしている。
よく見ると、その壁にはたくさんの顔のような模様があって、少し気味が悪かった。
冬、暖房をつけるので、すぐブレーカーが落ちる。
姉と「ブレーカーを上げる人」で喧嘩する。
そして、暖房の取り合いで忙しい。
この日記を書く数分前に私は雪かきをしていた。
何気なく雪かきをしていたら、一台の車が来て、びしょびしょの雪をかけていった。
私は怒りを押さえられなかった!
今日はお母さんの誕生日でした。
お父さんが「何か買ってあげる。」と言ったら、お母さんが笑いました。
いつも何もしないお父さんの魂胆がわかったからでした。
きのう、学校に行くときに4組の人に出会った。
こっちからあいさつをしようと思ったら、向こうからあいさつをしてきた。
あいさつは、どちらともなしにやるのが一番だと思った。
今は合宿だ。
たくさん、いろんなことがあるようだ。
不安やら、楽しみやら。
天井に星のシールで星座を作った。
夜になって見上げてみると、空みたいだった。
毎日、寝るのが楽しくなった。
一日を、ごろごろ過ごせば、一日が早く終わる感じがする。
一日を、手伝いや勉強で過ごせば、普通に終わる感じがする。
時間は不思議だ。
学校に来て、「おはよう」と言った。
当たり前のように「おはよう」と返ってきた。
何気ない言葉だけど、その言葉が元気の元になる。
今日、久しぶりに朝練習に出た。
上着を着てやろうと思ったけど、着ないでやってみた。
寒かったけど、なんか、青春を感じた。
雪が降っていないときに、犬の散歩をしました。
私は暑くなりました。
でも、犬は暑そうではありませんでした。
今日、二度寝したら寝坊しました。
起きたときまだ睡魔に襲われていました。
だるい霊が取り付いていました。
今朝、とても気持ちよく寝ていた。
そしたら、母が怒りながら起こしに来た。
僕は、朝と母は強敵だと思った。
一万円札をふと見た。
そして、発見があった。
福沢諭吉はほくろが2個あった。
今日はバスケの大会が出雲一中でありました。
ぼくは十五番のユニフォームでした!
・・・・でも出れませんでした。(木次中は二つの中学校に完敗でした・・・)
夜、ライトアップされた橋を見たら、すごくきれいでした。
次の日の昼に橋を見ると、あんまりきれいじゃない、さびしい橋でした。
見方によって、きれいだったりそうじゃなかったりと、国語で習ったとおりでした。
あとがき
この文集は、作者である木次中学校の平成十三年度一年生との約束に拠って作った。約束といえば聞こえはいいが、実際は、彼らに冬休みの宿題として「三文日記」を課す際に、「文集を作るぞ。」と一方的に言い渡しただけである。これは、策のない教師(久村)がよく使う手だが、公刊する(=人の眼に触れる)ことで読み手を意識させたり、課題に熱心に取り組ませたりしようという、下世話な「圧力」である。しかし、無策の末に「圧力」をかけるのには、このような文章を書くという経験が、極めて貴重な言語経験となり、また生活経験となるに違いないという信念があるからでもある。しかし生徒たちは、そんな教師の小さな思惑などとは別の次元で、いつも「その気」になって、言葉を楽しんでいく。
稚拙ではあるがストレートな中学生の文章に接するとき、飾らない真実の心が見えて心震えることがある。だから、彼らの言葉は、瑞々しいこころに結ぶ露だと思うときがある。そんな言葉に出合った時、中学教師であること、とりわけ国語教師であることの幸せを感じる。
中学生の心に結ぶものは、混沌とした怒りであったり、悲しみであったり、喜びであったりする。そんな彼らの心を、陳腐な言葉に集約させたくはない。もっと、洗練された形で表現できたらと、日々考える。そして、多くは怒りや苛立ちに向けられる彼らのまっすぐな心を、もっと深く、根気よく見つめる力に高めたり、自然や自分を見つめる力に広げたりしたいと考える。
三文日記によって、そんな目論見の少しでも形となっていたらうれしい。
作品はすべて冬休みの課題から、一人一作品以上を選んだ。生徒たちの言葉の力は、未だ十分でないところがあるので、意図が伝わらない表現を修正した。つまり、作品の一部に対して、音楽における「編曲」にあたる作業を行った。しかし、それはあくまでも、中学教師として生身の中学生を見つめてきた経験から、作者の意を汲むという姿勢を保って行った。それは、何よりもこれら作品の命が、中学生の心の雫であるからだ。
2002年2月 病室にて
久村真司
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